2021.1.13

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サトイモ科の蒟蒻芋は中国から伝わりました。ゴツゴツした芋で、収穫されてからしばらく貯蔵されてから初めて調理工程に移ります。精進料理など日本でも古くから調理されており、僧侶の大切な栄養源でもありました。
お腹の掃除機と言われるほど腸整作用が高いこんにゃくは、グルコマンナン(食物繊維)が豊富、コレストロールも下げるので生活習慣病予防に有効です。薬膳では利尿作用があるとされており、泌尿器科系の治療に使用されます。数年前に生芋(こんにゃく芋)からこんにゃくを作るお手伝いをさせて頂きました。ご自分の畑でも作られる美味しい芋の見分け方や、蒟蒻作りでも芋によって微妙に配合を変える感覚などを教わりましたが、1度や2度では習得できません。出来上がったこんにゃくは、うっすらとした桃色、もっちりとしているけれど歯切れがよい食感が絶品、蒟蒻好きにはこたえられません。
昔ながらの民間療法の温活方です。蒟蒻を20分ほどしっかり茹でて、やけどしない程度に布で包みます。胃腸周りや、首、肩、腰などの痛みが気になる部分にゆっくり湿布すると、じんわり温まりコリや痛みが軽減します。