2019.9.25

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ナツメはこの季節の9月〜10月頃に山になる実で、かじると青りんごのようなかたさと風味がします。中国では日常的に食べられており、1日3個のなつめを食べれば元気でいられると言われるほどで、秋に実った庭のなつめをポプュラーに楽しむそうです。ナツメは珍重される五果の一つ(季・杏・栗・桃・棗)ですし、葛根湯にも入っています。
ほんのり甘く食べやすいなつめを乾燥させたものは、大棗(たいそう)と呼ばれ、薬膳では頻繁に使われる生薬です。
気を補い、血流を増やし、精神を安定させる効能があると言われています。ナツメを半分にいくつかちぎり、クコと煮出したナツメ茶はふんわり甘く、紅茶と合わせても美味。その他、スープ(参鶏湯にも入っていますね)や煮物に入れて煮込む、ナツメ酒にする、ジャム、お菓子にするなど多用できます。日本では温暖の差がある山里で見かけます。私は毎年里山に出向き、ちょうどよい熟し加減のナツメを見極めて手摘みし、蒸して乾燥させ保存しています。キレイな空気と山水で育つ立派なナツメの木の幼木を数年前に少し分けていただいたきました。頼りなかった細枝が、今年は実をいくつもつける程に成長し、嬉しさひとしおです。