2020.7.25

古代ローマでは「不老不死の果実」とされていたいちじく。いちじくは和食でも繊細な白和えなどいろいろな食べ方がありますが、是非一度お試しいただきたい一品をご紹介します。完熟いちじくが手に入ったら皮をむいて器に入れて蒸し、粗熱をとって冷蔵庫で蒸し汁ごと冷やしておきます。次にタレを作ります、指で砕いたカシューナッツ3、4個を乾煎りし、香りが出たらごま大さじ1を一緒に煎ります。熱いうちにすり鉢ですって、メープルシロップ、醤油各同量、酢少々で伸ばしながら好みの味に整えます。これをいちじくにかけます。香ばしく甘みのあるとろりとしたタレがいちじくに絡まってなんとも美味。冷たいことも美味しさのポイントです。ビールよりスパークリングか白ワイン、日本酒がよく合います。
繊維が豊富ないちじくとごまを合わせるとグンと便通効果が上がりますね。薬膳ではいちじくは体の余分な熱をとり、喉の腫れをおさえます。更年期の女性によい効能もたくさんあり、母乳の出もよくすると言われています。