2020.6.17

梅・梅干し・梅しごと・南高梅

梅干しは防腐作用が高いので、この季節のお弁当にかかせませんね。お米に入れて炊いても良いもの。疲れをとるクエン酸も頼もしい。
梅干しを作るときにできる白梅酢を手塩の代わりにして握ったお結びは、手つくりの調味料だからか、いつもより心が華やぎます。ふくよかな香り高い梅は料理にも使いやすいので、私は梅干し用に大きめの完熟梅購入します(まだ緑色で硬い時は、真っ黄色になるまで常温で追熟させる)。500g(だいたい10〜13個)は、30分水に漬け水気をしっかりふき、竹串でヘタを取る。ホワイトリカーや焼酎など臭みのないアルコール大さじ1で密封袋の中をさっと消毒し、捨てる(袋の中はふかなくてOK)。梅と粗塩70〜90gを入れ、袋の上から馴染ませる。粗塩と梅を入れ、同量の重しをして1日1回上下を返して2日おき、さらにそのまま20日間おきます(いずれも冷暗所に置く)。梅雨があけたらザルに広げて、好みの状態になるまで2〜5日間天日で干し、白梅酢に戻す(私は2日間干しています)。
お粥に梅干しは定番の組み合わせ。唾液の分泌を促し、消化力を高める働きがあるので、お粥に添えると効果的。味だけではない日本の素晴らしい知恵です。
ちなみに梅干しは下痢や便秘にも効能があります。