2020.3.09

春らしい優しい色合いのさやえんどう、最盛期は3月〜6月頃。さやえんどうにはカロテンやビタミンB1やCが豊富なので免疫力を高める働きがあります。加熱調理はできるだけ短時間を心がけ、歯切れの良い食感を残し、栄養の損失を防ぎます。彩としてで添えられることの多いさやえんどうですが、副菜で使ってしっかり量を食べたいですね。
さやえんどうは茹でる前に冷水に5分くらい放すとピンと元気になり、熱伝導がよくなります。筋を取って塩茹でしますが、塩だけで なく砂糖少々を加えると彩りよく茹で上がり、かつ青臭さが抜けます。冷水で冷やして色止めする時は、風味を大事にしたいなら冷水に取らず、ザルにおいて仰ぎましょう。オイル蒸し、お浸し、玉子とじなどシンプルに調理して、たっぷりと春の息吹を堪能してください。
中医学では、さやえんどうは春の食養生として、脾胃を健やかに保つ甘みのある野菜とされています。エネルギーを補い、体内の湿気をとり、イライラやストレスを緩和するとされています。