2019.9.17

まいにち食薬養生帖・井澤由美子・黒きくらげ・キクラゲ・木耳・薬膳・食養生

キクラゲはキノコの一種で黒、白の2種があります。薬膳で黒きくらげは老化防止、エイジングケアに良しとされ、昔から不老長寿の食材とされてきました。繊維も豊富なので便秘解消にも良いものです。近年では国産の生黒きくらげも出回り、手軽に購入出来るようになりました。ぷるぷるとしたものとコリコリとした独特の食感がなんとも楽しい。下処理として白い部分の石づき取り、熱湯で(表示通り、もしくは30秒ほど)さっと茹で食べやすく切ります。茹で黒キクラゲは生姜醤油や酢の物、マヨネーズと和える、春雨中華サラダに入れる、オムレツに加えるなどシンプルに楽しみます。その他、お噌汁やスープ、鍋物に入れる(私はおでんに加えるのが好き)など加熱調理するものは、下ゆでなしでも大丈夫です。豚肉に生姜を加えてごま油炒めする、八宝菜に加えるなど食感が生きます。キクラゲには鉄分なども豊富、タンパク質やビタミンCと摂取すると良いですね。