2020.1.07

かぶは七草で言う「すずな」です。江戸時代には葉を主に食していた野菜で、葉は実際に栄養価も高い。かぶは根菜類に入りますが、普段私たちが食べている白い部分は茎(胚軸)で、その下の方のチョロリと細い部分が根です。
菊花かぶは歯ざわりが良く、疲れがとれます。皮をむいたかぶの両端を挟むように箸を置きます(下まで切れないように)。縦横に切り込みを細かく入れて(ケンザンのように)30分ほど塩水に浸します。小口切りにした唐辛子、昆布一切れを入れたかぶるくらいの甘酢に、水気を絞ったかぶをつけて1時間以上冷蔵庫で寝かせます。最近、私はこの甘酢にターメリック少々を加えてほんのり黄色に仕上げて、肝機能も上げています。
癖の無いみずみずしい食感のかぶは最も漬物に向き。また、火を入れた時の柔らかいとろみも醍醐味です。甘みが立って柔らかく煮えた熱々のお味噌汁は格別なので、我が家の朝の定番です。かぶは消化不良にも良いとされ、ビタミンC、カルシウムなどが豊富です。