2020.5.09

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玉ねぎの旬は春と秋の2回。玉ねぎは血流を良くし体を温める作用があります。また、玉ねぎとにんにくに含まれる辛味成分の硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助けるので、豚肉などと合わせるポークシチューや生姜焼きは理想的なおかずです。玉ねぎに含まれる硫化アリルは血栓をできにくくし、動脈硬化や高血圧を予防する効果が期待できます。また、中医学では、胃の働きを助けるので胃もたれの改善にも役立ちます。
オニオンスライスなど、玉ねぎを生で食べる時に水に放しますが、3分以内にして硫化アリルの流出を防ぎます(新玉ねぎは水にさらさずそのまま食すとよい)。鰹節をふるだけで美味しさが増します。ぜひフライパンで鰹節をサクサクに乾煎りして、たっぷりふって下さい。香りがたって食感のコントラストなどが楽しめます。
玉葱は火を入れると甘みが増しますが、時短技を知っていると便利。シチューやカレーに入れる時は、皮を剥いた玉ねぎを丸ごとをラップに包んで6〜8分ほどレンジ加熱して加えると、煮込み時間の短縮になります。