2023.6.12

ジュウネン・健康ごはん・食薬ごはん・井澤由美子・料理家・薬味・健康ごはん・野菜料理・美しい人・初夏の野菜・香味野菜・韓国料理

農家さんから、茎がしっかりとしたエゴマの葉が送られてきました。エゴマはシソの葉が大きくなったような香味野菜、シソ科の一年草。絞ったエゴマ油は近年特に人気ですね、大変な手作業に加え、デリケートな油なので値段は少々しますが、それだけ高い効能があります。

豊富に含まれるオメガ3脂肪酸、aリノレン酸が体や脳、肌を健康に保つ効果が期待できます。上質なものを購入し、かける和えるなどの調理法でシンプルにいただいて下さい、加熱しないのがポイントです。

荏胡麻の簡単麺つゆ漬けの作り方です。荏胡麻の葉30〜40枚は、5分水に離して裏面をよく洗い、重ねる。1分塩茹でし、氷水にさらして水気を絞る。浸るくらいの3倍濃縮麺つゆに、おろしにんにく、ごま油、すりゴマ、唐辛子各少々を混ぜたものに茹でた荏胡麻を馴染ませ、一晩冷蔵庫で寝かせれば、ごはん泥棒の出来上がりです。

荏胡麻は防腐効果もあるので、採取される産地では、昔から郷土料理や民間療法などに多様されて来ました。10年長く生きられる意味合いから、ジュウネンと呼ぶ地域もあるほどです。食以外にも、荏胡麻油は乾性油なので防水性、昔は油髪や番傘に使われていたそうです