2023.6.08

鮎・稚鮎・小鮎・井澤由美子・初夏の味・食薬・養生食・料理家・井澤由美子・老化防止・鮎ずき・健康・美容・

先日、お土産にいただいた琵琶湖の小鮎の串刺しは、小さな鮎を調理したもの。香ばしく炙ってあり、辛子酢味噌が添えられていました。小鮎は世界で唯一、琵琶湖だけで獲れる特別な魚で地元では自慢の味覚。小鮎は鮎の稚魚では無く、小さいですが成魚です。

鮎が成魚になる前の小さい鮎の稚鮎も初夏の醍醐味。骨が柔らかいので、唐揚げやフリットにしたり丸ごと甘露煮にするなど楽しめます。小さいですが、ちゃんと内臓のほろ苦さが有ります。

赤味噌に甘みを加えて滑らかく練ったものに、鮎の新鮮な鮎のウルカ(内臓)を合わせたものは、独特の苦味が生きています。揚げなすとの相性が抜群で、新炊きたてのご飯と合わせると最高ですよ。鮎は生きているうちならお刺身にも出来ます。氷をはった器に青紅葉をあしらい、美しく盛られた鮎は涼やかで風流、初夏の醍醐味です。

鮎は川によって、香りや苦味が違うように思います。ビタミンAやビタミン12を非常に多く含む鮎、老化予防にも効果が期待できそうです。