2023.2.01

井澤由美子・食薬ごはん・薬膳・春野菜・貧血予防・抗酸化作用・菜の花・春野菜・菜花・風邪予防・免疫力

店先でチラホラ菜の花を見かけるようになりました。春の訪れを感じさせじる菜の花は、ほんのり苦みがある花野菜です。

抗酸化作用を持ち、ビタミンC、カロテン、葉酸、カルシウムが多く、鉄分も豊富なので、免疫力を上げる手伝いをします。高血圧、貧血、産後の肥立ちが悪い方にも良さそうです。今日から2月に入りますが、薬膳での菜の花は炎症や腫れものを治し、春先に起こりがちな血のトラブルに効能があるとされています。生理不順や血の滞りが気になる方にはお勧めかも知れません。

購入するときは、花が咲き過ぎていない、緑色が濃いものを選び、茎の部分を1cmほど切ってたっぷりの水に短時間、放してあげましょう。背伸びをするようにイキイキしてきますよ。水分をたっぷり吸収すると、火を通した時も熱伝導が良くなりシャキッと美味しく仕上がります。風味を楽しめるおひたしや辛子和えはおすすめ。さらにオリーブオイルやごま油等と合わせると、カロテンの吸収が良くなります。食べやすく切った菜の花をフライパンに入れ、塩昆布とオイルをふって蒸し煮にすれば、手軽な上に栄養価も逃しません。