2022.8.15

お盆の迎え方は、各家庭や地方、風習によって様々ですね。私は想い出の中にある祖父母の好きだったお料理をお供えします。そして庭に実る果実の木は、祖父母の代からあるものなので、梨、無花果、青りんご、まだ青いみかんなど奇数の数、お供えします。庭造り、土いじりが好きだった祖父母、いろいろなお作法もあると思いますが、気持ちを供えればご先祖さまは喜んでくれると信じています。
お供えのお献立は通常一汁三菜が基本で、肉や魚は避けて野菜や豆類を主に使用します。ごはん、お味噌汁、煮物、和え物、炒め物が一般的です。私は野菜好きだった祖父母に向けて、一汁五菜にしています、仏さまは丸い形を好むのだそうで、大好きだった祖父母を思い浮かべながら、煮物の野菜などは少し意識して丸めにカットします。それから、五辛(ごしん)臭いのあるにら、にんにく、玉ねぎ、らっきょう、ねぎなどは避け、なるべく五味(辛・甘・酸・苦・塩辛)と五色(緑・黒・赤・黄・白)を意識します。
お供え期間は13日〜16日で、13日の夕方に到着されると言われています。本日のお献立は、器に丸く大盛りによそった白いごはん、汁物は昆布と干し椎茸のキャベツのお味噌汁、煮物はじゃが芋の煮ころがし、炒め物はベランダ菜園のゴーヤ塩麹炒め、和え物は人参と胡瓜の胡麻和え、焼き物は茄子田楽、黒豆甘酢漬け、自家製梅干しと大根のお漬物(漬物は3切れ以外にします、身切れとも読むのでNGだそう)を添えました、それから祖母の好きだった葛練りと緑茶も一緒に。