2022.7.15

紫蘇・しそ・蘇葉・生薬・井澤由美子・薬膳・漢方・食養生・食薬ご飯

爽やかな日本の代表ハーブのしそ。
胃液の分泌を良くして食欲を増進させ、老化の素である活性酸素を抑える効能が期待できます。解毒作用などの薬効があるので、特に夏のお刺身などの生ものに添えるとよいですね。薬膳では、妊婦さんの(つわり)の吐き気どめに良いとされ、安泰作用もあると言われています。漢方では蘇葉(そよう)と呼ばれる生薬、主に赤しそを使用します。

しそは、そのままの形を生かしてごま油と塩の重ね漬けでナムル風にしたり、薄切り生姜と醤油漬けにしたりと色々な保存食が作れます。カロテンが豊富、油と調理すると効率よく体に摂取できます。しそを重ねて10枚位の細切りにし、辛いペペロンチーノにたっぷりとのせた(しその和風スパゲティー)はしその風味が涼をよんで、とても美味しく感じます。

今月の7号NHK「きょうの料理」でも夏の保存食として、簡単に作れる(しそのナムル)をご紹介しています。焼肉や、炊き立てのご飯に巻くと箸が止まらなくなりますが、しその健胃作用で消化を良くする手伝いをします。放送は18、19日です、よろしかったらご覧ください。