2022.2.18

「一生に一度は伊勢参り」「おかげ参り」と言われますね。伊勢からのお土産でおうどんをいただきました、何だか縁起がよくなる気がします。伊勢うどんは、江戸時代以前から農民がたまり醤油をかけて食していたのが始まりとか。とても柔らかく食べやすいおうどんで、強いこしやツルツルした喉ごしを楽しむものとはまた違った美味しさがあります。うどん屋さんでは、次から次へと来る参拝客に直ぐに提供できるように常にうどんを茹で続けていたそうです。あたたかく柔らかいので消化もよく、長旅で疲れた旅人にも適していたはずですね。
庭の梅がほころび始めていますが、日々の気温は低く寒さが募ります。こんな時は、胃腸にも優しい食で体調をケアしましょう。今日は伊勢うどんで地元風の焼うどんを作りました。作り方に特徴がありますよ。最初に付属のタレをフライパンに入れて煮立てる。そこへ麺を加えタレをしっかり絡めてから、好きな具材をトッピングします。野菜炒めや牛肉の時雨煮、刻み葱を添えたり、卵と絡めるのもお勧めです。太めの市販のうどんを長めに茹でると伊勢うどんに似た感じになります。濃く甘めのタレは、たまり醤油か醤油大さじ2、みりん、出汁各大さじ2、きび砂糖小さじ1を煮立たせてトロリとさせます。