2022.2.06

葱・下仁田ねぎ・食養生・ネギ・薬膳・漢方

立春が過ぎ、梅の蕾もふっくらして来ましたが寒さが一番募る頃。

ねぎは風邪の特効薬。体を温め、寒気から体や喉を守ります。特に美味しい季節なので寒い日には沢山召しがって下さい。ねぎの白い部分は葱白(そうはく)という生薬でもあり、体を温める薬効が高く、咳や痰、喉や関節の痛みなどの症状にも効き目があります。炎症をおさえて痛みや熱を取りのぞく効果があるとされ、昔は焼いて喉に巻くなどの民間療法がありました。

ねぎは辛味のある野菜ですが、加熱調理をすると柔らかくなり、甘みが出て食べやすくなります。生姜やニンニク、唐辛子、山椒、シナモンなどを更にプラスすると効果が高まり、豚肉やラム肉と合わせると気力、体力を養います。

下仁田ねぎに、好きな食べ方があります。丸のまま魚焼きグリルで玉に返しながら全体が真っ黒になるまで焼く。外皮を剥くと、とろんと甘みの立つ白肌が顔を出します、シンプルですが、塩とオリーブオイルでいただくと最高ですよ。葱の辛味成分の硫化アリルは疲労を回復したり、血液サラサラ効果が期待できます。細切りにして短時間水にさらしてサラダやお刺身のツマなどにして楽しんで下さい。