2021.5.27

食養生・薬膳・ビネガー・酢・薬膳酢・発酵調味料・クコ

今日は身体の疲れをとり、心も癒すお酢のお話しです。
酢は世界最古の発酵調味料と言われており、万葉集にも登場します。味噌、醤油と並ぶ日本の食文化を支えてきた伝統的な発酵調味料。いろいろな国で、その土地に根付いたお酒から作られており、名前の由来も判りやすい。例えば日本の酢は酒から作られるので酒編で酢、フランスの vinegar(ビネガー)はvin(ワイン)、イギリスの(malt vinegar)のモルトは麦芽から出来ているというように。
果物や野菜から作られているものには、みかんや玉ねぎ、紅芋など多様にあり、林檎酢は世界中にありますね。
私は米だけで作られている米酢を基本としていますが、黒酢・赤酢・バルサミコ酢なども使い分け、柿酢などは手作りしています。
酢には血液をきれいにし血行をよくする効果や、内臓脂肪を燃焼させるなどダイエットにも効果的です。雨季になると何となくやる気が出ない、疲れやすいなどの症状も出やすくなりますが、酢には疲労を回復させ、体をシャッキリとさせる効果もありますね。
料理にも様々な使い道があり、例えばスクランブルエッグやチョコレートケーキにひと垂らしすると、しっとり仕上がる、肉や魚のカルシウムを摂取しやすいなど。目下のお気に入りは、昆布とスーパーフードの枸杞の実をつけた薬膳酢。酸味が軽減し、旨味もたっぷりです。