井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

2/10

ごま・胡麻・黒胡麻

黒胡麻・ごま・ゴマ・食養生・薬膳

白ごまの方が黒ごまより油分が多いそうです。ごまからしぼった胡麻油はしっとりとしてコクがあり、香ばしいので食も進みます。肌を潤したり便秘の改善にも効能があり、抗酸化成分ゴマリグナンに多く含まれるセサミンには健康に良いごまパワーがたっぷり。黒い色の黒ごまは腎機能を補う食材で、昔から白髪の改善にも良いとされてきました。白ごまも好きですが、最近ではポリフェノールも含む黒ごまを意識して摂取するようにしています。ごまを弱火でよく炒ってすり鉢に入れて半ずりにし、粗塩を加える。炒りたては香りが違いますよ、これを玄米にたっぷりふって食べると本当に美味しい。
ごまの消化をよくするために、すりごまにしていただくとよいですが、面倒な時は指でひねり潰すようにするだけでも違います。

2/9

金柑・きんかん・喉の不調・薬膳・食養生

きんかん・金柑・喉の痛み・キンカン・柑橘類・薬膳・

柑橘類が豊富に出回っていますが、金柑属の個別分類になる(皮ごと食せる)金柑がとても美味しいですね。ヘタが緑で艶がよく、より赤みの強いものを購入します。よく洗って皮ごと存分に楽しみます。喉にもよい金柑は甘露煮にしたり、コンポートにして保存。きんかんを2、3分下茹でしてアクを抜きます。蜂蜜に漬けるだけでも良いですが、鍋に移してきんかん分量の半量くらいのきび砂糖とかぶるくらいの水、少々の酢か白ワインを加えトロミが出るまで煮詰めます。煮物や酢豚などに入れると味に奥行きがでて、鶏肉や鴨肉などとよく合いますよ。お菓子には、タルトやソルベになどにすると爽やかです。
金柑の皮に含まれるヘスペリジンやビタミンCは風邪予防やアレルギー対策に有効、香りには気の巡りをよくする効能があり、ストレスを緩和し心を落ち着かせます。
写真はドライ金柑、皮ごと薄切りにして3日間干すだけ。セミドライなら、サラダに散らす、ケーキの飾りにすると可愛い仕上がりに。しっかり乾燥させたものは、お茶や飲み物に加えると甘みがほんのり移ります

2/8

国産レモン・レモン塩・ドライレモン・デトックス

国産レモン・マイヤーレモン・レモン塩・ドライレモン

我が家のベランダ菜園のレモンとマイヤーレモン、今年も元気に実りました。レモン塩、レモンシロップの他に、乾燥レモンも毎年作りおきます。粗塩で表面をこすり洗いし、ごく薄切りの輪切りにして、干して乾燥させるだけ。低温のオーブンでも良いですし、ドライフルーツ用の乾燥機だとより簡単です。乾燥後は、空き瓶などに入れてお菓子や海苔についてくる乾燥剤と保存。料理やお菓子、飲みのもに1枚入れるだけで表情がかわり、香りも大活躍。スポーツをする時に数枚持って出かけ、水に入れてフレーバーウオーターしても。粗塩や甘味を少し加えるとスポーツドリンク風になります。デスクに置いておき、紅茶にポンと入れて良い香りで気の巡りを良くします。気分がリッフレッシュし、皮ごとたべれるので疲労も回復します。キッチチンに置いておくと、鮮やかなビタミンカラーで元気になります。写真のレモンはオレンジとレモンの掛け合わせの国産マイヤーレモン、甘味があります。今年出会った品種の姫レモン、皮は山椒の香りがします。どんどん色々な品種がお目見えして、農家さんとお話しさせて頂くのも楽しい。料理の幅も広がりますね。

2/6

海藻・新わかめ・美髮

海藻・新わかめ・美髪・細目昆布・昆布・食養生

腎の働きを良くする海藻類は、女性特有のトラブルにも良いものです。中医学では(髪は血の余りである)とされており、髪がきれいな人は十分に血液がまわっている証拠。食から髪にツヤを与えるには海藻類、果物、野菜などのヨードやビタミン類が豊富なものを積極的にとり、卵や牛乳、豆類、魚、肉などの良質なタンパク質で毛髪の成長をうながすことが大事。海苔とひじきの佃煮など作りおくとご飯のお供に最適です、戻したひじきと海苔(古くなってしまったものでもok)、出汁、醤油、みりんで煮詰めるだけです。後は頭皮をマッサージしたり、ブラッシングして巡りがよくなるようにし、足の内くるぶしのくぼみにある(大けい)をマッサージすると、効能が上がり、疲れもとれます。
写真は小樽で食べた「細め昆布」、3月までしか漁ができないそう。うすくなめらかでとても美しい、お刺身やしゃぶしゃぶでいただきます

2/6

海藻・新わかめ・美髮

腎の働きを良くする海藻類は、女性特有のトラブルにも良いものです。中医学では(髪は血の余りである)とされており、髪がきれいな人は十分に血液がまわっている証拠。食から髪にツヤを与えるには海藻類、果物、野菜などのヨードやビタミン類が豊富なものを積極的にとり、卵や牛乳、豆類、魚、肉などの良質なタンパク質で毛髪の成長をうながすことが大事。海苔とひじきの佃煮など作りおくとご飯のお供に最適です、戻したひじきと海苔(古くなってしまったものでもok)、出汁、醤油、みりんで煮詰めるだけです。後は頭皮をマッサージしたり、ブラッシングして巡りがよくなるようにし、足の内くるぶしのくぼみにある(大けい)をマッサージすると、効能が上がり、疲れもとれます。
写真は小樽で食べた「細め昆布」、3月までしか漁ができないそう。うすくなめらかでとても美しい、お刺身やしゃぶしゃぶでいただきます

2/5

白菜・オレンジ白菜・鍋

白菜・ハクサイ・鍋・白菜鍋・冬野菜

白菜は水分が多く低カロリー。ビタミンC、マグネシウム、カリウム、食物繊維が豊富な冬の代表野菜ですね。一度に沢山の量が食べられるのでビタミンCを多く取り入れる事が出来ます。薬膳では胃腸の熱を沈めるので、消化によく、二日良いにも良いとされている野菜です。今年度最後のオレンジ白菜、柔らかく甘みがあるので生のままでいただいても食べやすい、栄養価も損ないません。塩をふってオイルとレモンを馴染ませる、あるいはピリ辛のヤンニョム(薬念)のサラダにして、キムチ味だけれど食感を楽しむサラダにすることも。にんにくや生姜、唐辛子などがたっぷりのペーストなので、免疫力を高める手伝いもします。鍋物に大活躍する白菜ですが、下茹でして3枚重ね、手前からクルクルと巻いて輪切りにしてからお鍋や煮物に入れる。茹で汁に白菜の甘みが移っているので、昆布を足してお鍋に加えると美味しくなり栄養価も摂取出来ます。

2/4

ハトムギ・薏苡仁・よくいにん・デトックス・薬膳

ハトムギ・薏苡仁・よくいにん・デトックス

まだまだ寒さがありますが、春の日差しを感じられます。体内のエネルギーが高まり、新陳代謝が上がる春先。デトックス効果の上がるこの時期に、旬野菜やそろそろ顔を出し始める山菜類の助けも借りて毒出ししましょう。出回るめかぶや若芽、ひじき、アカモクなどの海藻類も老廃物や余分な水分を排出する効能があります。その他の毒出し食材にはごぼう、コンニャク、黒きくらげなどがありますが、ハトムギは高い効果が期待できます、ご飯を炊くときやスープに入れてもいいですね。流行りの台湾スイーツは身体に優しいものばかり。小豆やハトムギなどを優しい甘さのシロップで煮ると、美味しくデトックスできるおやつになります。薬膳でハトムギは薏苡仁(よくいにん)と呼ばれる生薬です、若干の風味に食べにくさを感じる方は、粉状もありますし、色々な状態で販売されています。白玉粉などと合わせて白玉にすれば気になりません。お好み焼きなどに加えても手軽です

2/3

黒豆・黒豆茶・老化防止・薬膳

黒豆・くろまめ・丹波黒豆・老化防止・黒豆茶

黒豆好きなので、いつも小袋に持ち歩いています。水で優しく洗って、皮が弾けるまで10分ほど気長に弱火で炒ります。そのまま口に入れると、柔らかく香ばしくて美味しいですよ。
アントシアニンが豊富な黒豆の抗酸化作用は、様々な健康効果を生み出し、老化防止に良いと言われいます。お茶にするのも理にかなっています。黒豆のアントシアニンは水に溶けやすく熱に強いと言われています。いただくとホッと和む風味、お茶にした後は実も柔らかいので料理に展開できます。
黒豆は白髪防止にも良いようです、良質なタンパク質ですし、ミネラルも含みます。白髪ができやすい人は、しょっぱいものが好きな傾向にあるそうで、塩気の強い食が原因だと耳にすることも、控えてみましょう。薬膳では、白髪や足腰の弱りは腎機能の低下からおこるものでもあり、ケアとして黒いものを食べるとよいとされています。気になる症状がある方は黒ごま、黒豆、今が旬の海藻など、黒い食材を日々意識して摂取してみて下さい。写真は、農家さんが送って下さった丹波黒豆、乾燥すると殻がパチンパチンと自然に開き、その様が可愛いのです

2/1

いちご・苺・イチゴ・肌養生

苺・いちご・イチゴ・肌養生・風邪予防

冬から出回るいちごですが、だんだん香り豊かで美味しさがましてきました。ビタミンCが豊富で肌養生や風邪予防にも良いもの、コラーゲンの育成にも役立ちます。いちごは体にこもった余分な熱を下げたい時にもお勧めの果物(果実的野菜)、1日5粒程度食べると効能が得られるそうです。出来るだけ葉が緑でピンと張り、実に傷がないものを購入します。いちごを洗う時はヘタ付きのままでサッと洗うようにしましょう、ビタミンCの流出を防いで栄養価を逃しません。毎年作る苺のビネガーシロップは姪っ子達にも大人気、ミルクを加えるとヨーグルトのような食感になります。
いちごに練乳をかけるのは食べやすさだけでなく、いちごの栄養素と乳製品の脂質と合わせると体への吸収がよくなるからです。

1/30

牡蠣・牡蠣フライの作り方・味覚障害

牡蠣・カキ・味覚障害・牡蠣フライの作り方

牡蠣が美味しい季節ですね。腎の働きを高める牡蠣は亜鉛を多く含み、肌や爪、髪の艶をよくしエイジングケアにも有効とされ、味覚を改善する手助けをします。今日は、はがれにくい洋食屋さんのサクサク衣のテクニックのご紹介。ひと手間でグンとパン粉が落ちにくくなって、サクサクに揚がります。衣を作り方です・ボウルに卵L玉1個、小麦粉大さじ1、水を大さじ1を加えてよく混ぜる(料理用語でこの衣をバッター液と言います。粉と卵、水やミルクを混ぜた混合物の意味です)。後は、具材の水分をキッチンペーなどでしっかりとって塩、こしょうをふり、小麦粉を全体に軽く叩いたあと、衣にくぐらせてパン粉をしっかり押し付ける。揚げると、ツノが立つような生パン粉がサクサクして私は好きですが、お好みで乾燥パン粉でも。