井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2019年 10月の記事

10/2

チーズ・ブルーチーズ・発酵食

チーズ・ヨーグルトはミルクより消化吸収がよく、肌や腸を潤す効果があり便通も促します。血を補い皮膚や粘膜の乾燥をふせいで、肌を保護する効果があるので今の季節は率先していただきたいですね。眠りが浅く多夢(たむ・多く夢を見る)の方にもよいとされる、タンパク質やビタミンB2が豊富です。サラダやパスタ、ピザなどは簡単調理なので日常的にお勧め。子実体のキノコ数種類と歯ごたえのある玄米、菌たっぷりのブルーチーズのリゾットなどは、腸が喜ぶ相乗効果がたくさんあります、おもてなしにも良いですね。ブルチーズに含まれる青カビの風味はピリッとしているものあり、食べ慣れると癖になります。ヨーロッパでは昔からりんごやくるみなど、フルーツやナッツを合わせて手軽に親しまれています。コクもあり、塩気が強いので、ハチミツをかけたりフルーツと合わせて口中で甘味と塩味を調和させて楽しみます、今なら無花果もいいですね。フランスのロックフォールは羊乳で作られ、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリス原産のスティルトンは牛乳で作られています。