井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 12月の記事

12/31

御節料理・簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」

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年末から祝い肴数種種をご紹介させていただきましたが、お正月支度は「無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣」と、この3つの願いが込められた祝い肴さえあれば立派に迎えられます。関東では「黒豆・数の子・田作り」。関西では「田作り」を「叩きごぼう」に変えて3種とします。この祝い肴があってこそ、お正月の祝い膳は本式となります、つまりこの3種類があれば立派なおせち料理になると言う訳です。後はご家族の好きなおせちなどを数種類足せばよいでしょう、お重がなくても、小皿や器、木のお弁当箱等に盛り付けても素敵ですよ。

12/30

伊達巻(だてまき)・玉子カステラ・おせち

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華やかさから「伊達」と冠された卵焼きで、学問や習い事の成祝を願う縁起物です。上品な甘さの伊達巻の作り方のご紹介。ボールに魚の白身150g、はんぺん1枚、卵5個、きび砂糖大さじ4、薄口醤油小さじ1、みりん大さじ2、塩ひとつまみをハンドミサーで撹拌する。20✖️20cmの方にオーブン「ペーパーをしき、生地を流し200度のオーブンで18〜20分焼く。熱い内に鬼巻きすに焼き色が付いた面をおき、卵焼きの内側に3㎝くらいの間隔で横に浅く切り目を入れる。手前からしっかりまき、ゴムで止めて立てて冷まして1、5㎝幅くらいに切って盛る。玉子カステラの作り方は卵2個、はんぺん1枚、きび砂糖、酒各大さじ1、みりん大さじ2をボールに入れてハンドミサキーで滑らかになるまで混ぜる(袋に入れて上からよくもむだけでも)。耐熱容器のバットなどにオーブンペーパーをしき、生地を流して200度に予熱したオーブンで表面に焼き色がつくまで約15分焼く。粗熱がとれたら端を切り食べやすく切って器に盛る。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」成美堂出版P34、38より〜

12/29

数の子(かずのこ)・祝い肴 おせち2

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にしんの魚卵で、二親(にしん)から多くの子供が生まれるので、二親健在、子孫繁栄の縁起物のとして食されてきました。近年ではにしん量が減りましたが、江戸時代にはみじかな食材で値段ももっと手頃でしたので(正月は貧富の差なく同じものを食して祝う」ことを願った八代目将軍徳川吉宗によって祝い肴(さかな)の一つに加えられらとか。作り方です=バットに水カップ半、塩小さじ半を入れまぜ、塩かずのこ6、7本を5時間ほどつけて塩抜きする。白いうす皮をキッチンペーパーなどで剥き、水で洗って水気をふく。小鍋で濃いめの出汁を2カップ半とり、酒50cc,薄口しょうゆ(醤油でも)大さじ1をひと煮立ちさせ冷ましたつけ汁を密封容器に入れ、数の子を半日以上浸す。食べやすく切って器に盛り、好みで糸かつおを散らす。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)p18より

12/27

田作り・おせち・祝い肴 3

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その昔、小いわしを田んぼの肥やしにしたところ大豊作になったことから田作りになりました。小さいけれど尾頭付きの祝い肴、ベタベタ甘すぎないすっきりめの田作りのご紹介です。カルシュウムたっぷりで冷蔵庫で2週間くらい日持ちしますよ。作り方=ごまめ50gの黒い部分(内臓)を600wのレンジにかけて2分加熱する(フライパンでカリカリにな香ばしくなるまで弱火で13分ほど箸で乾煎りしてもよい、温めたオーブンなら130Cで10分)。フライパンに醤油、酒、メープルシロッ各大さじ2を煮立て飴色になつたら、ごまめを加えて折れないように煮からめる。種をとって細切りにした赤唐辛子1本分とごま大さじ1半(好みで砕いて乾煎りしたクルミ大さじ3を加えても)をふり混ぜ、バットなどに入れて冷ます。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」成美堂出版P20より〜

12/26

栗きんとん・安納芋きんとん・おせち

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漢字で「金団=きんとん」と書き、黄金色の財宝を表す縁起物。商売繁盛や金運に恵まれた豊かな暮らしを願って食されます。作り方です=安納芋2本(さつま芋を使う場合は皮をむいて2cm輪切りにしたさつま芋とクチナシを柔らかく煮ます)を水で濡らしてアルミホイルに包みオーブンで柔らかくなるまで焼き、中身を小鍋に入れて栗の甘露煮のシロップ半カップ分(充分甘いお芋のなので、好みで少なくしても)と粗塩ひとつまみを加えて ピュレ状に木べらか泡立て器で混ぜる。栗を加えてさっくり混ぜあわせる(お芋が黄色いのでクチナシは無し)。密封容器に広げて冷ます。りんごを煮たものや柚子を加えて少しさわやかにしてもよいものです。私は数ミリの角切り生姜あられを水にさっと放して水気をしっかり拭いたものを散らし、甘い中にもキリッと〆るきんとんを作ります。

12/25

黒豆(くろまめ)・祝い肴 おせち1

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この3つさえ作れれば、お正月はきます。まず1日目はつやつやのしわのない黒豆の煮方です。虫食いなどを除き、ざっと洗った黒豆300gの水気をきる。鍋に(できれば厚手の)水2リットル弱を入れ沸騰させ、グラニュー糖2カップ半、醤油大さじ2半、粗塩2つまみを入れる。砂糖がとけたら鉄卵を加と洗った黒豆を入れて一晩浸す。強火にかけてアクを丁寧にとる。厚手のキッチンペーパーをのせ、ごく弱火で6〜8時間ほど煮る(数時間ずつ2、3回に分けて煮てもよい)煮汁が少なくなり柔らくなったら出来上がり、冷めるまでそのままおく。冷蔵庫で4、5日、冷凍庫で1か月ほど保存できます。まめ(真面目に働き、まめ(健康に)に暮らせますよう、無病息災の願いが込められています。黒い豆は邪気を払うと言われています。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)P15より。

12/23

白子・白子酒・たち・たちポン

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白子を購入したら、身を潰さないように筋部分を切って一口サイズの小分けにし、粗塩と酒適宜をふる。熱湯でさっと茹で(ここが肝心です、お寿司屋さんの大将のお話では約3秒!)氷水に落としてキッチンペーパーで水気を取る。さすがの北海道、鱈から出したばかりのたち(北海道では白子をたちと呼びます)なのですから鮮度が違う。さっと茹でた白子は奥の方がうっすらピンクで色っぽいくらい(写真はすし飯にのせて下さったもの)ポン酢と紅葉おろし少々とで歓喜する。フリットや天婦羅にすると表面だけカリッとして、中からトロリと流れだす白子料理も絶品。苺とバターソテーしてバルサミコでつなげる組み合わせは絶妙、茶筅で作るクリーミーな熱燗白子酒も楽し。白子にはビタミンD・B・Aなどが豊富、肌をきれいにし、視力の回復にも役立ちます。

12/22

Xmasチキン・スパイスミルクソース

急いでチキンの丸鶏を焼くときは(オーブンを220度に温めておく)内臓を水ですすいで、パキパキ折ったセロリを葉ごとギュウギュウつめる。鶏全体に粗塩を満遍なく(少しおおいかな?くらい)すり込み、好みでにんにくの切り口をところどころこすりつける。ほんの少しオリーブオイルをたらしたら、10分焼いて200度にして20分焼く。あればじゃがいもやごぼうは皮付きで、たまねぎは半分にきって鶏の回りにおくとよい。10分ほど室温において、再度220度にオーブンを温め、鶏からしっかり油がでて(途中2度ほど鶏から出た油をかける)こんがりするまでパリッと焼けたら、かぶりつく。天板を中火にかけ、脂をこそげるようにワインと馴染ませたら豆乳かミルクを加えて煮詰めソースを作る、ナツメグの削りたてや胡椒をふっても。merryXmas!!

12/21

まぐろ・醤油麹・発酵食

まぐろが美味しく感じる季節ですね、腎、脾、肝にも良いからでしょう。まぐろは血を増やし体力を向上させ、カラダを元気にさせる食材です。カラダを温める刻みねぎや生姜をたっぷり添えていただく、ニンニクの切り口をこすりつけて粗塩と黒胡椒をふり、熱したフライパン(ノンオイル)で焦げ目をつけるように焼き付けて半生でいただくのもおすすめですよ。しっかりフライパンを温めて焼けば上手に仕上がります、少し太めに切る方がいいでしょう。余ったらズケもオツですね、私はペースト状にした手造り醤油麹に漬けて楽しみます。ちなみにねぎとろは「ねぎ取る」が語源で、骨の周りに付いた身をスプーンでこそげる意味合いでした。ねぎが入っていたわけではなかったのですが、ねぎを入れると美味しいですね。

12/18

塩あそび・レモン塩・レモンソルトのペッパーステーキ

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日本のレモンの旬は冬です。果汁たっぷりの完熟レモンを使って、香りの調味料レモン塩を作りおくと便利(作りやすい分量は旬のレモン1個に大さじ3の粗塩、長期保存には多めの塩を加えます)。元気の出る食材にレモン塩を馴染ませると健康効果も上がってメリットがたくさん!爽やかな香りでリフレッシュもします。簡単ステーキです(ボリ袋に牛肉ステーキ肉2枚、レモン塩スライス1枚、オリーブオイルと酢を少々(好みでポン酢)加えて半日以上マリネする。フライパンを中火に熱し、そのまま肉をこんがり焼く)お家にある野菜と一緒に焼いて下さい、つぶしたてのブラックペッパーで仕上げて。マリネにするとレモンや酢の効果でかたいお肉も柔らかくなり、さっぱりした仕上がりになります、もちろん豚肉や鶏肉にしても美味しいのでお好みで。防腐効果も高く、お酒にも合うのでバーベキューやイベントに持ち寄っても。レモン塩を仕込んだ後は、烏賊の塩辛、櫻の塩漬け、梅干し等と四季折々の塩遊びが続きます。