井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

column

2016年 4月の記事

2018.9.12

いくらの醤油漬け

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小樽にある大好きな南樽市場に行きました。いくら専用の網?なるものを発見したのですが、半信半疑。でも場内を観察していたら、お魚屋さんのいくらの醤油漬けは、この2重構造網の大きいバージョンで作っていました。
面白いので即購入、確かに素晴らしく簡単にポロポロと卵がつぶれずに落ちる。ボールに塩水を張り、網を置き、皮を上にして優しく転がし、2、3度洗うと簡単にきれいになりました。
小鍋に酒を入れ煮切り、甘みのあるりんごたまり(市場側のお豆腐屋さんで売ってた)少々と醤油適宜を合わせて煮立てて冷ましたものに、2日間ほど酒にひたした柔らかい昆布1、2切れ入れと下処理したいくらと漬ける。今年は寝かせた塩麹をペーストにし、ほんの少しの柚子と漬けてみようと思う。

2018.6.01

梅干し(うめぼし)・塩あそび

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青梅が出回り始めましたね、黄塾した梅を待って今年もたっぷり仕込むつもりです。
梅干しは薬でもあり、食の毒、水の毒、血の毒の三毒を断つと言われ、抗菌力の高さからその薬効の高さがうかがえます。梅干しは便秘や下痢にもよく、発熱時にはおでこに貼るなど頼もしい食薬。
日本の昔ながらの塩分量で作り、3年ほど寝かせて薬効を高くします。30年後にも楽しみたいので、毎年せっせと仕込む。
築地のいつもの八百屋さんにも出向きますが、取り寄せもいろいろ。
配合を変える、干す時間をずらす、料理に使いやすい柔らかさを模索する、氷砂糖やスパイスを加えたりと楽しみながら。ジップロックで20個位から簡単に作れる梅干しの作り方を保存食の本に乗せています。私にとって梅干しもレモン塩も乳酸キャベツも塩辛も複数の塩を使う野菜の漬物さえも塩遊びの一つ、塩は私の一生です。

2018.5.07

発酵フルーツシロップ・酵素シロップ

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撮影などでフルーツが余ると直ぐに発酵シロップを作ります。キッチンは明るくなるし、香りも良いので気の巡りがよくなってストレスも緩和する。キンカン&シナモン、レモン&ジンジャー、ストロベリー&ローズマリーなど旬の果物をメドレーで漬けこみ、気分で生薬やスパイス、ハーブなどを加えて調合します。私の作り方は、果物の量より少し多めの氷砂糖を入れ、麹を少々加えて寝かせます。瓶と眼があったら、果物にシロップが回る様に瓶ごとふり、発酵してきた後は1度フタを開けてから閉じ、瓶をふるようにしましょう。
発酵がだいぶ進んできたら、漉して冷蔵庫で保存します。

2018.4.28

お酢・ピクルス・pickles

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野菜の食感や風味が残り、香りの強すぎないピクルスが私は好きです。スタンダードなピクルス液の作り方をご紹介します。小鍋に水150cc、酢100cc、粗塩大さじ1、きび砂糖大さじ3半〜5、昆布1枚、赤唐辛子1本を入れて煮立ったら中弱火で3〜5分煮て冷まします。ホールのブラックペッパーやマスタード、シナモン、山椒、生姜、にんにく、ローリエ、レモンなど好みのものを加えても。酢は原料も様々ですが、どれも血の巡りをよくし、疲れを取る作用があります。時が経つと酸味がマイルドになり、味もこなれてくる保存食のピクルス。野菜は余ったものなどなんでもよいですが、胡瓜などはしっかり冷ましてから入れないと、色も食感も悪くなってしまうので気をつけます。野菜の頭までピクルス液がくるようにして、冷蔵保存して下さい。ピクルスは冷たいうちにいただくのもお味のうちですよ。

2018.3.30

4月 櫻の塩漬け・レモン塩

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美しかった櫻は想い出にできます。
毎年少しの庭の八重櫻を塩漬けにしていましたが、最近は空気のキレイな深山に出向く事が多いいので、地元のお母さんについて行き、八重櫻をゲット出来るようになりました。作り方は簡単ですよ、少し開きかけた(7、8部咲き)櫻をボールに入れた水で優しく洗います。水気をしっかりきって、レモン塩エッセンス(粗塩とレモン果汁・クエン酸でも)を回しかけてラップをして重石をし、3〜5日おいて水気をしっかりとる。後は清潔な空き瓶や容器にたっぷりの塩と保存するだけです。レモン塩を少し入れるだけで漬けた塩まで発色が良くなる気がしまよ、梅酢漬けもいい香りで美味しい、私は両方漬けて楽しんでいます。
作り置けば、ちらし寿司などお料理はグッと華やかになるし、小さなプレゼントにするととても喜ばれます。

2018.1.03

酒粕の甘酒

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お酒をしぼった後の副産物の酒粕には、ミネラルや食物繊維が豊富。美肌効果も高く、旬の魚や野菜と煮込むとカラダが温まり、美味しいものです。この桃色の酒粕は赤米や紅麹の天然由来の色素によるもの、写真は豆乳ときび砂糖で甘酒に仕立てています。可愛らしい色合いなので晴れの日やおもてなしのソースなどに取り入れたりして楽しんでいます、お節句にもよいですね。
アルコールが弱い方は75度以上でゆっくり加熱してくださいね。

2017.11.01

ナツメグ・ラム・ミルク

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寒い夜に最高のホットミルク。小鍋にミルクときび砂糖を入れ温める。温めたカップに(できれば)、好みの量のダークラム(カルバトス・りんごのブランデーやウイスキーなど好きなお酒でも)を入れ、温めたミルクを注ぐ。仕上げにメイプルシロップを加えひと混ぜし、ナツメグをカップの上でけずる。ナツメグは若返りのスパイスとも呼ばれ、胃腸の調子を整え、精神を安定させる作用があるのでとてもリラックスします、とても寝つきもよくなります。ホールはデパートなどで簡単に購入できます、ハンバーグにいれたり、シチューに入れるとお店屋さんの味に早代わり。ぜひぜひ削りたての甘くスパイシーな香りを楽しんで下さい。

2016.12.28

たらこの酢漬け

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ちよっぴりいいたらこをぶつ切りにして、千鳥酢(米酢でも)をかぶるくらいにかける。これだけなのですが、そのままでもさっぱりして美味。茹で野菜と和えても、炊きたてごはんにのせても◎。たらこは、ビタミン類やタウリンがとても多く含まれています、酢につけると塩分の暖和にもなり、食欲増進、疲れ等をとります。その他コレストロールを下げ、肝臓の働きをよくするなどの効能があるのでお酒のおつまみにもピッタリですよ。

2016.8.20

梅干し・梅干しの効能

今年の梅干しがやっと全部干し終わりました、上がった梅酢はいろいろ使えるのでとっておきます。梅干しは3年以上寝かせて熟成させたものがやはり味もこなれて美味しくなります。そればかりか血液浄化作用や殺菌効果も増すようで、古漬けには効能がある。梅干しのその変化も楽しみながら、毎年いろいろな手法で漬け、干し加減も大きさになどによって変えています。体調をコントロールするために海外旅行や出張に必ず持参する梅干し。小粒を一粒口に入れるとさっと元気になる、熱がでた時は大粒を、おでこに貼る。昔の人はお腹の具合が悪くなると(下痢や便秘)梅干しを薬代わりにしていました、梅干しが食べにくい人はカップに梅干し、おろし生姜を入れお湯でわって飲む、歯や歯茎が気になる方は湯を茎茶にするとよいでしょう。冬は葛(くず)を溶いて、大根おろしを入れたものなど風邪にもよく、少量の醤油や塩昆布などの味付けはお好みで加えて。やららかい大粒の梅干しを一粒だけ入れた超シンプルな茶碗蒸し、梅の酸味はやわらぎ風味が濃いめの出汁と卵に溶け合って、夏でも冬でも良いもの。私はこの料理のために紀州の完熟黄梅4Lサイズを毎年せっせと仕込んで、軽めに干した後に梅酢にまた浸して保存するほどです。

 

2016.6.08

辣韮(らっきょう)

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薬膳ではらっきょうは韮白(がいはく)と言う生薬。硫化アリルの血液サラサラ効果、疲労回復効果、スタミナ増強、調整作用、胸のつかえ、咳や痰に効くなどの薬用植物。毎日数個ずついただけば、夏バテ知らず。熟れた酢漬けや味噌漬けを冷蔵庫に入れてキーンと冷やしていただくと、さらに美味しく感じます。甘酢漬けの作り方=らっきょう1㎏は茎と根元ギリギリの部分を切り、ボールに入れて流水で薄皮を取るようにこすり洗いする(剥きにくい時は、包丁で切った部分から引っ張るようにするとよい、傷んでいるものがあれば除くか、包丁で剥く)塩大さじ2でもんで20分ほど置き、ざっと水で流す。熱湯で8〜10秒茹でてそのままザルに広げて冷まし、消毒した保存容器に入れ、種を取った赤唐辛子2本と昆布一切れを加える。小鍋に水160cc、グラニュー糖か氷砂糖(ハチミツやきび砂糖でも)250g入れて溶かし、酢350ccをまぜて冷ましらっきょうの入った瓶に注ぐ、2週間後から食べられる。大事なのは芽が成長するので購入したらその日に仕込むこと、後は時間が美味しくしてくれます。